「パンプ」
婦人の履くパンプスではない。PUMPのこと。日本語ではポンプと同じ単語ですね。
シュワルツネッガー主演のドキュメンタリー映画でパンピングアイアンというのがあったが、PUMP IRON とは身体を鍛えることのようだ。
ボディビルでパンプといえば通常、パンプアップのことをいう。筋肉がパンパンで血液が大量に流れ込んでいる状態のこと。確かにセットを繰り返しているとどこの部位でも火照って膨れてくる。高重量、低レップだとまず起こらないが、高レップで行なうとパンプしやすい。
パンプが一番分かり易いのは腕で、カールらラットプレスを何セットもやっていると、腕が一回りも太くなってくる。鏡を見ると明らかにいつもより太くなっており、高揚感につつまれる。
最近は再びハードにトレーニングをしているので、パンプを得ることが多くなってきた。栄養がいきわたるためか筋肉痛が少なくなり、回復も早い。エネルギーレベルも高く、疲れることなくジムを後にする。こう考えると良いことづくめなのだが、肝心のパワーは上がらない。
つまりは、単に労力を浪費しているだけのようだが、歳を考えると仕方のないことだろうか。今更パワーアップしても、自慢しようにもする相手がいない。
充分な睡眠、栄養、ストレスのない毎日が、回復を早めているのだろう。栄養に関してはBCAA、グルタミンの摂取は行なっているものの、プロテインはとっていない。
タンパク質摂取量は二十代に比べるとかなり少なくなっているだろう。ただし、朝は納豆を食い、昼の弁当の他に煮干しを食っているのでタンパク質は多い。
三食は玄米でこれもタンパク質を多く含む。ビタミン、ミネラルが豊富な自然食は健康にもよい。
話は変わるが、我が家のおたまじゃくしの話。
実は、一足先に蛙になりかかっている連中が共食いの対象となっている。
すでに二匹が犠牲となっている。よほど腹が減っているのだろうが、パンが食べられずに浮いているのは不思議だ。
蛙になると肺呼吸になるためか水面に浮いてしまうのだが、乗る場所がないので体力を消耗するのだろうか。または餌が変わるので、弱ってしまうのか?
蛙は動く虫しか食わないそうだ。
朝生きていた蛙が、夜に骨になっているのは可愛そう。猛烈な食欲でおたまたちに食われている。とはいえ、水がないので庭に逃がすわけにもいかず。
今日から雨なので、水槽の蓋を開けて庭においておこうか。
箸を立てて縁まで登れるようにして。
蛙になりかかった奴も、自分の意思で脱出できるだろう。ただし、水槽には戻れないので、死んでしまいそうだが。
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